損害賠償について


損害賠償について

交通事故の場合

損害賠償の例としては、交通事故にあった場合、治療費、休業損害、慰謝料等を請求することができます。自動車保険に加入している場合は、保険会社が対応するケースが多いのですが、保険会社の請求額に応じられないとか、保険に加入していないような場合は、裁判で解決することもあります。具体的に被害者が加害者に請求できるものとして、

  • 治療費、入院費
  • 休業損害
  • 自動車修理代
  • 慰謝料
  • 後遺障害慰謝料等々

交通事故で生じた損害すべてを請求することができます。

損害賠償額(慰謝料、後遺障害の認定等)は、保険会社の基準と裁判所の基準で違います。一般的に裁判所の基準のほうが、賠償額が高くなるケースが多いです。交通事故の交渉で納得のいかない場合は、専門家に相談してもいいかもしれません。

契約違反の場合

契約違反をした場合に、それによって損害を受けた額を請求することができます。以下、具体的に説明します。
例えば、建売業者が期日までに家を建てて注文者に引き渡すことができなかった場合、注文者に、引き渡し日までのアパート家賃を請求することができます。損害賠償額は、契約違反によって生じる損害に限られます。因果関係がない、契約と全く関係のない損害は請求することができません。損害賠償には、財産的損害と精神的損害があります。財産的損害は例えば先ほど例に出した建売業者が注文者に支払う賃料等の実質的損害です。弁護士費用等も含まれます。精神的損害は慰謝料です。契約違反により、精神的苦痛を受けた場合に請求できます。