裁判手続(民事事件)

賃貸借契約における通常損耗の原状回復

平成17年12月16日/最高裁判所第二小法廷/判決 平成16年(受)第1573号   (事実の概要) Xは、Yから住宅を賃貸していたが、その契約を解除して住宅を明け渡した。YはXが差し入れていた敷金のうち、金3 … Continue reading

敷金返還請求権の発生時期について

最高裁判所昭和49年9月2日判決(昭和48年(オ)第30号家屋明渡請求事件)   <事実の概要> Y(被告、被控訴人、上告人)とAとの間でA所有の本件建物(なお、Bを抵当権者とする根抵当権を設定され … Continue reading

兼職

東京地裁昭和57年11月19日決定 (昭和57年(ヨ)第2267号地位保全仮処分申請事件)   <事実の概要> Xは、Y会社に雇用され勤務していた。一方で、XはY会社に勤務(午前8時45分から午後5時15分まで … Continue reading

入学後の私立学校における授業内容等の変更と損害賠償について

  (最高裁判所平成21年12月10日判決)     <事件の概要> 中高一貫の私立学校が、生徒募集の際に、学校案内等により論語に依拠した道徳教育を実施すると説明、宣伝し、その「 … Continue reading

賃貸借契約について②

今回は、前回ご紹介しました敷金が、賃借人の負担する原状回復義務との関係でどのような意味を持つのかについて、具体例を通してその取り扱いをご紹介します。   1 敷金から差引かれる原状回復義務のための費用とは、借り … Continue reading

賃貸借契約について

今回からは、建物の賃貸借契約にまつわる法律や権利関係について説明いたします。   建物の賃貸借契約は、契約自由の原則により、民法、借地借家法等の法律を踏まえたうえで、賃貸人および賃借人との間で、原則としてその内 … Continue reading

共有名義株式の議決権行使に関して

最高裁三小法廷 平成11年12月14日 判決:平成10年(オ)第866号 事案の概要 父Bは長男Xと次男Aを含む7人の子供がおり、父BはY会社を設立していた。BはY会社の発行済株式4万株のうち3万2,000株を所有してい … Continue reading

不法行為時から20年が経過した後の損害賠償請求権

最高裁第三小法廷 平成21年4月28日 判決:平成20年(受)804号   事件の概要 昭和53年にAはBを殺害しました。その際Aは、死体を自宅の床下に掘って埋め、殺害行為の発覚を防ぐため、自宅の周囲をブロック … Continue reading

バージンロードのカーペットで参列者がつまずき 転倒 ・ 負傷 した事故において、結婚式場を運営するホテルの損害賠償責任

仙台地方裁判所 平成17年11月30日 判決 判決文未公刊   (事件の概要) 結婚式参列者X(70歳)が、Yホテルの結婚式場のバージンロードのカーペットにつまずき、転倒し大腿骨を骨折、参列者XはYホテルに対し … Continue reading

業務執行権に基づき 業務妨害行為の差止めを認めたもの

東京高等裁判所 平成20年7月1日決定:平成20年(ラ)第181号 事件の内容 損害保険会社Aが、顧客Bとの間で自動車事故に基づく保険金交渉をしていましたが、交渉途中にBは、Aの社員に対して多数回、長時間にわたる電話等で … Continue reading

取締役の監視義務違反と第三者に対する 損害賠償責任 について

最高裁判所 昭和48年5月22日 判決 事件の内容 A株式会社の取締役であったYは、会社修理部門の仕事に専念し、会社の運営は一切代表取締役Bに任せきりにしていた。Bは事業拡張のため手形を乱発したが、A社は倒産するに至り、 … Continue reading

鍼灸学校に対する 学納金の返還請求と不返還特約の効力

最高裁判所 平成18年12月22日 判決:平成17年(受)第1762号 ※(受)…上告受理申立事件   事件の概要 X(原告:消費者)はY(被告:鍼灸学校)の平成14年度入学試験を受験して合格し、Yが定めた平成14年度学 … Continue reading

商号の使用について

会社や、屋号等によって営業を行う者は、不正の目的をもって他の会社の商号と誤認するような名称や商号を使用することは、会社法8条によって禁止されています。 では、この「不正の目的」とはいったいどういったものを指すのでしょうか … Continue reading

取締役の責任

最高裁第二小法廷平成20年1月28日判決 株式会社の取締役は、業務を怠り会社に損害を与えた場合には、会社に対してその損害を賠償しなければなりません。 この判決は、平成9年に経営破たんした北海道拓殖銀行の取締役が損害賠償請 … Continue reading